穿刺はどうするの?

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HHDを始めるにあたって,当面の問題は「穿刺はどうするの?」ではないでしょうか。 :(

私も,このことが心配でネット中を駆け廻りました。 ^^;

で,ボタンホール穿刺に到達。

最初に見つけたのは「BH(バイオホール)スティック」と呼ばれるプラスチック製の画鋲のようなものを,抜針後に留置する方法ですが,これではスティックの保護をしなければならず,フィルムの貼付は必至。・・・かぶれやすい私の場合は,どうしても避けたい方法でした。

ところが,高価なBHスティックなんか使わずにボタンホールを形成する方法が有るそうで,私がHHD指導をお願いしたクリニックでは

1.スタッフが通常針による穿刺
2.同一スタッフがダルニードルにて穿刺
3.再度同一スタッフがダルにて穿刺
4.本人(or介助者)がダルにて穿刺

と言う手順で行われました。これなら痒くなるフィルムを張らなくて済みます。

ただ,この方法は「確実性に欠ける」難点がありました。失敗するケースが多いと言うことです。

で,Dialysis blog of Yanででも紹介されている方法が,ベターなような気がします。

つまり,

1.スタッフが通常針による穿刺
2.同一スタッフがペインレスニードルにて穿刺
3.ルートが完成するまで同一スタッフがペインレスニードルにて穿刺
4.本人(or介助者)がダルニードルにて穿刺

ただ,ペインレスニードルはダルニードルに比べてかなり高価だそうで,出来ればダルニードルによる穿刺テクニックを養う方が良いように思いますが・・・

ダルニードルの欠点は「血管上をすべりやすい」事ですね。しっかり駆血して十分に怒張させましょう。 :)

コメント

  1. zero より:

    じゅんじゅんさん、はじめまして。・・・と、遅くなりました。

    最初にボタンホール穿刺の手技を見られたとは・・・かなり衝撃だったと思います。

    血管が細い方は,得に女性の方に多いようですが,普通穿刺でもうまく拾えない
    場合があるようですね。私も自己穿刺する際,かなり太いシャント以外無理です。

    シャントは,或る程度の圧が掛かることによって成長するそうで,グッパなどの負
    荷を掛けることも大切とか。この辺は,素人判断は危険ですので,松江腎クリニック
    の掲示板などで質問されるといいと思います。

    ボタンホールの外観ですが・・・個人差はあるにせよ,色素沈着がありますから,か
    なり目立ちます。仕方ないですねぇ・・・私はシャントを守る意味でも,夏でも長袖です。
    自宅では半袖ですが。・・・女性の方には大問題ですねぇ。

    透析医療に関するスタンスですが,必ずしも西高東低でもないと思います。

    熱血な医療スタッフが,その施設におられるかどうか?・・・そういうスタッフを育てるの
    も患者次第・・・ま、一人では難しいんですが。

    いろいろ悩むことも多いかと思いますが,私はネット社会でいろいろ勇気づけられまし
    た。ですから,今ちょっとだけ恩返し中・・・:)

  2. じゅんじゅん より:

    シャント手術の前は傷の心配ばかりしていました。
    ユーチューブで自宅透析をする患者さん(外国人男性)の手元の映像を見て
    穿刺の穴がクローズアップのせいもあり針先で丸く開いた穴のかさぶたを
    つついてはがしているので仰天しましたが、あれはボタンホール穿刺だったの
    ですね。
    私はシャント音は元気ですが、血管が発達せずさせるのが5センチ程度で
    返しの静脈も2本しかなく細っこい。人工血管を入れることになると脅されてます。ボタンホール穿刺にすれば自己血管で透析を続けられるでしょうか。
    ボタンホールの穴は、実際どの程度なのか(半そでが着られるか)
    シャントを切った医師に質問することを箇条書きにしていくのに
    この記事は非常に役立ちました。ただはかばかしい返事が帰ってくるかは
    わかりませんが。シャント切るだけで後のフォローはしないなんて、無責任
    だとおもいます。クリニックの医師や技師におまかせで安心していられれば
    いいのに。内科と外科で別れてるので、どちらも適度に無責任な気がしますよ。穿刺方法や透析室の個室化など、東京より関西のほうが患者本位に進歩
    しているのはなぜでしょう。

  3. zero より:

    T-Hさん,はじめまして・・・

    逆血が判らないと言うのは,かなり不安ですねぇ?・・・そうかぁ,ペインレスは中空の針ではなく棒状ですから,内筒を通って血液が出てこないのかぁ・・・

    > 針がどうこうというより、慣れたスタッフが行なうことが一番であると考えます。

    御意。ルート作成までは徹底して同じ角度で挿入する必要がありますからねぇ。

    > BHキットは初めはルート作成に有用であると思ったのですが、作成後、2?3週間もすれば、塞がってしまいます。

    な?んだぁ・・・と言う感じですね。結局最初の固定ルート作成には寄与しても,それを維持するのは難しいと言うことですね。であれば,みなさんが仰る「ボタンホールの作り直しが容易」な同一部位反復穿刺法の方がベターと言うことになるわけですね。なるほど・・・勉強になりました。

  4. T・H より:

    ペインレスニードルは高価であるのは確かですが、逆血がわからないという欠点があります。それに私の経験上、ダルニードルより「血管上をすべりやすい」と感じました。結局のところは力加減です。針がどうこうというより、慣れたスタッフが行なうことが一番であると考えます。あまり慣れていないスタッフならAVFニードルを使うのがいいと思います(あくまでも私個人の考えです)。BHキットは初めはルート作成に有用であると思ったのですが、作成後、2?3週間もすれば、塞がってしまいます。結局、BHキットを使わず作成したものと、なんら変わらないので、使用をやめました。
    注)これらは全て私個人の見解です。