PukiWikiが管理しづらい
長い間放置しときながら言う事かい?と言われそうですが,とにかくPukiWikiが管理し辛いです.
なぜPukiWikiで始めたの?
2006年1月末に【在宅血液透析を知る】として開設した当時はネット上にも殆ど情報が無く,
- 在宅血液透析って何?
と,看護師や臨床検査技士,はたまた医師の方々から尋ねられることが多かった事も有って,私なりに知り得た情報を発信していって,一人でも多くの方に在宅血液透析を知って貰おうとサイト構築を思い立ち,「ノウハウ集」「用語集」等を順次アップしていくのには,ブログ形態や xoops では重すぎると考え,日本製WikiエンジンであるPukiWikiシステムを選択.
まぁ,データベースを使わずに構築できるというのも魅力でしたが,それよりも「誰もが投稿,編集に参加できる」というWiki精神から「情報収集にはもってこい」と考えたからなんですが,いきなり壁に.
セキュリティの問題
誰もが参加できるという事は,それだけセキュリティの問題をクリアするだけのスキルが必要だとは判っていたのですが,使用言語のPHP相手ではかなり細かな配慮が必要で,ちょっとしたミスコードでいきなり画面が真っ白になったりしてしまいます.
その度に,ネット検索を駆使して解決するという作業は結構大変.
なので結局,全ページに鍵をかけ投稿権,編集権は管理人の私だけという,形にせざるを得なくなってしまいました.これはこれでこのサイトの形態は維持できていましたので一件落着.
バージョンアップが面倒
つい最近まで運用していたPukiWiki 1.5.1と言うバージョンには脆弱性の問題が多数あり,一日も早く 1.5.3以上にバージョンアップしなければいけないのですが,そのためには主要ファイルを対象に
- patchファイルで差分更新を行う方法
- 直接上書きによる更新を行う方法
の二通りがあり,1.のパッチ当てについては本来,作業を簡便化するためのはずが,整合しない時などに表示されるメッセージが英語だという事も有って,非常に面倒.
一方,2.の直接上書きについては,パッケージに同梱のオリジナルファイルを触っている場合は,中身が元に戻ってしまう問題が有り,それも再度元に戻す作業が必要となるものの,そのファイルを知っておけば,それ程苦にならない.
と言う事で,とりあえずバージョンを最新の1.5.4にまで上げてはみた.
しかし若干,今までの体裁と違うのはCSSファイルだと思うのですが,もうこの辺で止めておくことに.
パスワード管理は直接編集
これも面倒臭いですねぇ.
毎回,ftp接続してはファイルを編集するというのもエレガントさに欠けます.
DokuWikiが良さそう
こうも管理しづらいPukiWikiとはいつまでも付き合いきれなくなって,この資産をそのまま継承できるWikiエンジンタイプのシステムを探していたところ,どうやらDokuWikiが良さそうと知ることに.
日本純正ではないので日本語訳のサイトが追いついていないなどの問題は有るものの,管理画面は完全に日本語なので特に困ることはない.
他にも,権限管理(ACL)が管理画面から行える,見出しレベル毎に編集が可能など,非常に扱い易く,足らない機能はプラグインが充実しているので,自分好みにアレンジできる点は管理面で助かる.
現在の進捗具合
と言う事で,現在はどこまで移行が進んでいるかというと
- ドメインを変更
- DokuWikiシステムインストール
- PukiWikiコンテンツの文字コードをEUC-JPからUTF-8に変換
- 同じくファイル名も文字コードを変換
- DokuWiki上でコンテンツを複製
まで,ほぼ終了しています.
最大の難関は4.のファイル名の文字コードをEUC-JPからUTF-8に変換するところで,殆ど手作業になってしまいました.
と言うのも,実際のファイル名形式はURLエンコードされていて「日本語としては直接読めない」事になっていて,もうほぼお手上げ状態.
それでも何とか,全てのコンテンツを複製できましたので,今はPukiWikiとDokuWikiの文法上の書き換えを地道に続けているところです.
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