またも久しぶりの投稿ですが,今度はシャント感染で入院する羽目に.
前日からなんとなくボタンホール部がチクチクするので,なんか怪しいなぁとは思っていたのですが,夕方にはやや発赤も見られ,穿刺部が白っぽく見える.
まさかとは思いつつ,少し搾ってみると・・・あっ!と言う感じで,膿が漏出.
これはまずいと,更に強く搾って血液の滲みまで確認して様子見.今思えばこれが,間違い.膿を出したところまでは正解.その後の様子見が間違い.すぐに,透析クリニックに連絡すべきだった...
深夜になって,ボタンホール周りに大きなシコリが見られるようになり,翌日の朝には38℃超えの熱発.
慌てて,クリニックに連絡して処置を依頼.
まぁ,その時は未だ熱発以外は元気そのものだったので,とりあえず施設透析を4時間設定でスタートして,最後に抗生剤を点滴と言うメニュー.
しかしこのときにはすでに,菌が体内にまわっていた様で,途中から体が震えだし,熱が下がってはまた上昇という状況が続いて,結局抗生剤点滴後もぐったり.
奥さんが迎えに来てくれるので,それまでロビーで休憩・・・していたつもりが,気がつけばトイレの前で私を呼ぶ声が...気を失っていたらしい.
やはり未だ体温も高く,意識がハッキリしないということで,困ったときの済生会滋賀県病院へ,奥さん運転の車で直行.
で,そのまま入院ということに.
本当なら2〜3週間入院というところ,途中から通院に切り替えてもらっての9日間で退院してきました.
済生会滋賀県病院のスタッフの皆様.大変お世話になりました.透析センターのスタッフの方々には,あともう少しよろしくおねがいします.
教訓:ボタンホールに翌日も発赤が認められる場合は,施設に直行せよ!
ところで,今回のシャント感染と言うかボタンホール感染の原因は何なのか?
私の場合,返血側にフィブリンが絡み易いことから,脱血側(以下,A),返血側(以下,V)の順に穿刺をするのですが,感染前の手技で,Aの穿刺に手間取り,かなり汗をかいてしまって,その汗が,消毒して清浄なはずのV穿刺部に流れ込んで,雑菌を付着させた.というのが,今回の原因として今のところ最も濃厚.
これを踏まえて,次回からは,
A,Vのアルコール消毒 → A,Vの痂皮除去 → A,Vのイソジン消毒
→ A穿刺 → V穿刺
Aのアルコール消毒 → 痂皮除去 → イソジン消毒 → 穿刺
→ Vのアルコール消毒 → 痂皮除去 → イソジン消毒 → 穿刺
に変更しようかと思うところで,クリニックにて主治医と相談する予定.
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