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tech-term:ja:buttonhole_puncture

専門用語

ボタンホール穿刺

血液透析では,血液を体外に取り出す為のルートを確保しなければなりません.

通常は先端が鋭利な金属針で血管を切り込んで,外筒と言われるカニューラを挿入するのですが,毎回新しいところを穿刺することで苦痛を伴いますし,希に「琴線に触れる」様な痛みを覚える場合があります.

ですから,在宅血液透析(HHD)を行うに当たって,患者が最も躊躇するのがこの「穿刺」と言う作業で,しかも殆ど「自己穿刺」を行うことになります.

この障害を無くす目的で考え出されたのが「ボタンホール穿刺」と呼ばれるものです.

ボタンホール穿刺は,同じ穿刺位置に毎回穿刺し続けることで,ボタンホール(ここで言うボタンとは,どちらかと言うとスナップボタンのような形状)を形成するという穿刺方法で,ボタンホールが形成されてからは,先端を鈍く丸められた「ダルニードル」や,棒状に加工された「ペインレスニードル」等が使用されます.

この「ボタンホール形成」もいろんな手法があって,私の知る限りでは

私の場合は,

と言う理由から

同一部位反復穿刺法 + ダルニードル

でボタンホール穿刺を行っています.

tech-term/ja/buttonhole_puncture.txt · 最終更新: 2023/05/05 17:42 by K.Y.