某掲示板で議論されていましたが,最近の内容がかなり重たいというかしつこいので,こっちで自分の事を書き並べておきます。
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リラックスするべき状況で,主に下肢部がムズムズして思わず脚を動かしてしまうという症状を
- むずむず脚症候群・・・RLS:Restless Legs Syndrome
と言うそうですが,原因がハッキリしておらずドーパミンの調整が上手く行っていないからだとか,鉄代謝の異常だとか言われているようです。パーキンソン病にもよく見られるとか。
このRLSに私も長らく悩まされています。透析を初めて数年後に現れてきたように覚えていますが,当時は「そんなハズはない。透析不足だと思うのなら,ダイアライザーを大きくしましょうか?流量を増やしましょうか?」などと詰問されてしまいました。どっちが医者やねん!
ま,そのおかげで,ダイアライザーの膜面積が1.6m2から2.1m2に,血液流量が200ml/minから225,250,275そして300ml/minとして増やして戴きましたが。
今では,やはり透析不足が一因である事も知られているようで,世間には同じ悩みを持つ方が多く折られる事をサイト情報で知りました。専門サイトも立ち上がっています。
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そこで,ここから私の経験談・・・
- 施設透析でのダイアライザー面積アップ・・・あまり効果は無かったように思います
- 血流量アップ・・・あまり効果は無かったように思います
しかし!その後,血流量を下げた時期に悪化した事がありました・・・関係はありそうです - デパスを服用するようになって,やや寝付きが改善されましたがリラックス時はダメです
- 在宅血液透析に移行して,4.5時間×3or4回を続けていましたが,QB=200と言う事もあり,あまり改善されず悪化傾向
- 数年前からオールナイト透析:7時間×3回をするようになり,徐々に軽減・・・効果有り!
- 最近,食欲も旺盛になり体重も増加。更に入院等もあって再度悪化!
以上の事から,透析患者のRLSはやはり「透析不足」によると断言できると思います。
勿論個人差があり,症状が現れない方の方が多いように思いますが,現れる人は徐々に悪化していく傾向にあるようです。
ところが,何らかの方法で透析量を増やすと,症状が軽減されていき,何れは「無症状」にまで改善できる事を体感しています。
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ではそのための改善策とは?
- 長時間透析
- 高流量透析
が良いのでは無いかと思います。頻回透析は実証できていません。
施設透析では長時間が困難な場合が多いと思いますので,目指すは高血流量と言う事になります。
高血流量を患者に負担無く行えるのが,HDFなのでは無いかとも思っています。これは松江腎クリニックさんの実績からの想像ですが。
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とにかく最近のRLS再発は,体重増加による鉄代謝異常かも知れませんので,週4回透析も考えなければならなくなってきました。
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