腎臓SP細胞の再生機能を刺激する薬の開発,体細胞をES細胞と同じ機能を有するiPS細胞に誘導し量産,そして組織のそれぞれの機能を有した「器官原基」となる細胞を増殖させて移植成長させる方法と,矢継ぎ早に「ES細胞」に頼らない再生医療が進みつつあります。
透析患者にとって,自分の細胞から腎臓が再生されるなんて夢のまた夢かも知れませんが,着実に進んでいることは確かです。
健常者の方々は「生の倫理」を掲げて抵抗されるのですが,人間が本来持っている機能を手助けする,或いは生体の此処彼処で行われている再生へのプロセスを促進させるのは「医療技術」であって,なにも「神への冒涜」等ではないと信じています。
ただ,今回の器官原基の再構築で Nature に発表した記事を元に,マスコミが大騒ぎしたことには,当の関係者方々はその反響に驚かれたそうです。 特に,歯の再生に多大な期待が寄せられたとの事で,臓器再生への道のりが短縮されると良いですね。:)
コメント
> 私は自分で穿刺なんかとてもできないから
> HHDは生涯できそうにないかも。
「在宅血液透析を知る」に詳しく書かせて戴いていますが,ボタンホール穿刺をするなら,自己穿刺も「平気」ですよ。勿論,通常針で穿刺されている方も居られ(むしろ多数派?),痛いだろうなぁと私も思います。途中で手が止まって,前にも後にも進めなくなって・・・
ボタンホール穿刺の場合は自己穿刺とはいえ,どちらかと言うと「挿入」に近い手技ですので,殆ど痛くないと思っていただいて良いでしょう。
それより「自己管理」がHHDの壁です。
マーゴさん,こんばんは。
皮膚,神経,歯,骨・・・と言ったところが,実用段階に入っているそうで,ランゲルハンス島も,膵臓ではなく肝臓内で再生が可能とか。
着々と進む技術に,法律やお役所の対応が出遅れており,変な既成概念に縛られて,どうのこうのと言っている内に,海外に出し抜かれるのも時間の問題かも。
ともあれ,腎臓の様な臓器類,特に腎臓は複雑な立体構造をしている(と言うか,腎臓そのものが器官の集まり)ために,相当困難だそうです。
SP細胞の行方が楽しみですね。
私もいっとき再生医療の情報を探すのに夢中だった。
一番最初に歯ができるそうですね。
背中に耳ができたと、一時センセーショナルに
報道されたことがあったらしいですね。
私は自分で穿刺なんかとてもできないから
HHDは生涯できそうにないかも。