HHDに移行して8ヶ月程度が過ぎようとしていますが,そろそろ次のステップを意識してしまいます。つまり・・・欲が出てきます。:)
現在の透析パターンは4.5時間/回 × 4回/週,QB:250ml/min。
一週間の透析量に換算すると270L/週の血液を透析していることになります。
実は,在宅血液透析を知るの目標にも掲げているのですが,最低限の透析量をDW:64kgに対して280?300L/週と見積もっていますので,あともう少し。
そこで問題になるのが頻回か?長時間か?の選択:?
ネット上で山羊さんにご紹介いただいた,HDP:Hemo-Dialysis Productでは頻回の効果が二乗に比例するとのことで,かなり期待できます。そうすると頻回がいいのか?となりますが,付随する問題点もいくつか・・・
1.毎日の透析となると介助者の負担も増える
2.透析液を二日にわたり2回使い(或いは追い足し)をする事になる
3.医療廃棄物が増加する
4.痂皮の形成が不十分なため剥がし難い
5.穿刺回数が多くなることの弊害が不明
勿論,魅力もあります。
1.体重変化が少ないので除水量の心配がない
2.毎回の透析量が少ないので身体への負担が少なくて済む
3.比較的短時間の透析で済むので自由な時間が多くなる
4.短時間のためトラブルに対する危惧が少なくて済む
5.一日の中で比較的自由な時間設定が出来る
じゃぁ,対極の長時間透析は?と言うと,これも不安材料は有るようです・・・
1.就寝時に行わないと,時間的束縛が辛い
2.就寝時に回路が外れないように徹底した固定が必要
3.トラブルが発生したときの対処が遅れる
4.管理施設との連絡が確実の取れるか不安
5.透析液のタンクを大きくする必要がある
こちらも魅力点を列挙すると・・・
1.就寝時に行えれば,健常者と同じ生活リズムを得られる
2.血流量が少なくてもいいので,より安全とも言える
3.長時間掛けて穏やかな透析が行える
4.長時間を掛けて始めて抜ける毒素も有るようだ
さぁどうする!ってとこですね。いっそのこと両方やれば?就寝時長時間頻回透析・・・う?ん・・・却って辛そう・・・:cry:
で,今の私というと,かなり頻回に心が動いています。ひとまず週5回を検討中ですが,中途半端なんで一気に週6回!
コメント
かもめ → かない のもじりかと思いました。 了解です!
(必然的な巡り合わせのような気もするなぁ・・・)
透析治療には「地域格差」が付き物のようです。都会と田舎と言う格差ではなく,施設のトップの考え方に大きな違いが有るようですけど・・・
丹南のパパさんは,そう言う意味でもかなり「ラッキー」だと思います。
かないクリニックのサイトを見させて戴きました。「よく食べる患者ほど元気」と言う言葉。もっと広めていきたいですね。
私の方は,透析を極める?と言う,変な方向に向かっていきそうです。
かないは、この辺りの地名だそうです。
神川クリニックと言うのがあった為にそう言う名前は使用できなかったそうです。
家の妻もこのクリニックは私の為に出来たみたいだと言っています。
私もこのクリニックが非常に気に入っているので転院するつもりはありません。
むしろ友人で他の病院へ通っている人達には転院を薦めています。
透析に関する知識が、まだまだ少ないので色々教えてくださいね。^^;
かもめクリニックさんは超有名ですので存じ上げております。
そうでしたかぁ・・・やはりかもめクリニックさんの影響を受けられた施設での事なんですね。オーバーナイト透析。
「かない」の謂われはなんでしょう?
> 丹南とは、私の娘の名前で『にな』と読みます。^^;
こりゃどうも,失礼しました。私には読めなんだぁ・・・
しかし,丹南のパパさんは(変な言い方ですが)抜群のタイミングで透析導入に至ったんですねぇ・・・最初からオーバーナイトとは,羨ましい限りです。良かったですねぇ。
出来ればそのまま続けられることをお奨めします。HHDは自由が効くから良いんですけど,やはり施設でそこまで対応して下さるのなら,施設の方が安全で確実だと思いますから。
ちなみに私は埼玉県の県北に住んでおります。
丹南とは、私の娘の名前で『にな』と読みます。^^;
私が通うクリニックは、今年開業したばかりの新設のクリニックです。
オーバーナイト長時間透析で有名な、福島県のかもめクリニックさんに影響を受けて開業されたそうです。
かもめクリニックHP
http://www.kamome-clinic.org/
かないクリニックHP
http://kanaiclinic.jp/index.html
かもめクリニックの医師が東腎協第31回総会記念講演した内容です。
http://www.toujin.jp/kaihou/149/tokushu/tokushuu149.htm
長時間でこそ抜ける毒素も有ると言いますし,少なくともリン等は長時間は有効でしょうね。と言うことは,食事制限も殆どしなくて済む。
同じHHD患者で,睡眠時に8時間透析を行ってらっしゃる方を拝見すると,顔色が違いますね。全くの健常者と同じです。他のHHD患者さんも顔色は良いのですが,長時間透析患者さんとは比べモノにならない。長時間は良さそうですよ。
頻回の方の例を知らないので,何とも言えない。自ら実践するしか無さそうです。 :p
> 2日に1度朝帰りをする遊び人・・・
羨ましかったりして・・・
体調は、非常に良いです。
透析終了後に一端帰宅して朝食を食べて出勤していますが、透析を始める前より遙かに体調は良いです。
時間も活動していない時間帯である為、家族との団欒も十分取れています。
時々感じるのは、透析が2日間に跨って行なわれている為、日曜日以外は毎日透析を受けているように感じる事でしょうか^^;
近所の私の病気を知らない人は2日に1度朝帰りをする遊び人と思われているかもしれません^^;
丹南のパパさん,こんにちは。HNから察するに・・・お隣の県かな?
施設でオーバーナイト・・・かもめクリニックさんだけだと思っていましたが,あるんですねぇ・・・そういうところが。
私も,その様な施設が近くにあれば,HHDには移行していなかったと思います。
施設で,夜間就寝時長時間透析・・・最高の選択だと思います。なにより安全ですし,活動していない時間に透析するんですから,人生の無駄を感じなくてすむ。すばらしいと思います。
また,体の調子なんかも,コメントください。参考になります。
自宅で透析って出来るんですね。^^;
私の場合は、2ヶ月前から透析になり現在は、オーバーナイト長時間透析を受けております。
現在の透析時間は、7時間半で最終的には8時間透析になる予定です。
透析開始時間は、夜9時半頃から朝5時頃までなので、眠って起きれば透析が完了で、帰宅後食事を取って出勤といったライフスタイルです。
自宅での透析と言う方法もあるんだと興味深く読ませていただきました。^^
最近,ボタンホール穿刺が大成功だったり,全然ダメで通常針だったりを繰り返しています。
ですから,頻回透析に踏み切れないでいます。すんなり穿刺出来なければ,毎日の穿刺タイムが「苦痛」になりそうですし,それによるストレスが・・・
来月には,お世話になっている施設主催の「在宅透析患者懇談会」が有りますので,そこで皆さんに聞いてみようと思います。頻回か長時間か?について。
山羊さんがご紹介下さったHDPの考え方は,一見すると数字のお遊びにしか見えませんが,漠然と「頻回の方がいいだろう」と言われている透析の効果を,顕著に示してくれる「適当な」物差しだと思っています。大まかな判断材料には使えるのではと。
そうすると,週4回6.5時間(4x4x6.5=104)と週6回3時間(6x6x3=108)が殆ど同じという扱いになります。これは,実績に即した値だと思います。
で,実際にグラフに描くと判りやすいのですが,頻回は「体内変動が少ない」透析で,長時間は「緩やかな」透析なんでしょうね。
もし私が頻回に移行するなら,2.5時間かなぁ・・・と思っています。
頻回を在宅で行うならならHHF[Hemo Filtration]が良いという意見もあるようです(kusakariさんがどこかで仰っていたような・・・)。透析液の清浄化を心配しなくて済みますからね。
いつも勉強させていただいてます!
漠然と、「長時間透析はいいからなるべく長くしよう」くらいの気持ちでやってたんですが、透析量の目標とか勉強になります。
私も、頻回透析と長時間隔日透析は、どっちがいいのか考えます。体にいいというのも大事ですが、やっぱり自由時間確保も大事ですので、悩んじゃいます。
両方を組合す、というのもおもしろい発想ですね。
頻回透析だと、一回3時間くらいすることになるんでしょうか?
私も頻回透析についても、勉強したいと思います。